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年会長からのご挨拶

一般財団法人染色体学会第76回(2025年度)年会は、大阪・関西万博で賑わっている大阪で開催いたします。会場は、大阪府の中河内に位置する関西福祉科学大学です。年会期日は11月29日(土)と30日(日)の2日間で、一般口頭発表、ポスター発表、分科会、公開講演会、教育講演会を、昨年に引き続きオンサイトで実施いたします。コロナ禍を経て、昨年の年会は5年ぶりに対面開催が復活しましたが、やはり実際に会って議論ができることに勝るものはありません。
 会場となる本学は、大阪市内から急行電車で15分ほどのアクセスの良さですが、奈良県の県境の大阪府の郊外に位置し、自然豊かな河内ぶどうの産地です。本学には江戸後期の儒学者、頼山陽のもとで学んだ柘植葛城が開いた私塾「立教館」(大阪府史跡)が移設保存されており、この地の学問活動が豊かであった記憶を留めております。柏原の地は歴史が古く、本学周辺に3世紀以降の古墳群や、かつて日本に技術を伝えた渡来人らの墳墓もあります。そのような歴史の街、柏原市へどうぞ足をお運びいただき、悠久の時の流れが息づく街で、ゆったりと染色体研究のお話に浸っていただければと存じます。
 今回の年会テーマは「染色体研究でつなぐ―遺伝子と生物多様性ー」とさせていただきました。公開講演会では「染色体テリトリーの科学-染色体の縄張り争い-」というテーマで、細胞核内での染色体やゲノムの配置と遺伝子の働きの関係を議論します。動植物の遺伝子発現に関わる最先端のお話から、染色体テリトリーと形質発現の関係までの話題を提供いただきます。染色体研究が分子生物学分野と細胞遺伝学分野の橋渡し役を担うことで、新たな知見を得る可能性を皆様と共有したいと思います。また、高校生の皆さんの発表の機会も設けます。テーマは問いませんので私たち研究者とともに、研究の楽しさや素晴らしさをお話しませんか。教育講演会「遺伝教育の新しい展開」も予定しております。新課程では遺伝教育のほとんどを中学生で学ぶことになりました。遺伝理解に染色体の学習と理解は欠かすことができません。今後のわが国の遺伝教育の在り方を教育現場の先生も交えて議論したいと思います。
 年会準備委員一同、鋭意準備を進めておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。


年会長 山本真紀(関西福祉科学大学)

         

年会運営委員会 委員

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安積良隆   神奈川大学 理学部

稲葉浩介   兵庫県立姫路西高等学校

宇野好宣     徳島大学 大学院社会産業理工学研究部

近江戸伸子  神戸大学 大学院人間発達環境学研究科

小野教夫     理化学研究所 平野染色体ダイナミクス研究室

菊池真司      千葉大学 大学院園芸学研究院

久保田宗一郎 東邦大学 理学部

黒岩麻里   北海道大学 大学院理学研究科

後藤友二   東邦大学 理学部

佐原 健       岩手大学 農学部

鈴木 剛       大阪教育大学

田辺秀之     総合研究大学院大学

⻑岐清孝       岡山大学 資源植物科学研究所

松原和純       中部大学 応用生物学部

向井康比己  大阪教育大学名誉教授

若生俊行       農業食品産業技術総合研究機構

中尾真也   関⻄福祉科学大学 教育学部

山本真紀       関⻄福祉科学大学 教育学部

第76回年会準備委員会(問い合わせ先)

myamamoto(AT)tamateyama.ac.jp

(AT)を@に置き換えてください。

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年会準備委員会

年会長:山本 真紀(関西福祉科学大学  教育学部) 

myamamoto(AT)tamateyama.ac.jp

*(AT)を@に置き換えてください

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万博会場(西ゲート)

染色体学会第76回年会

万博会場内

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